お庭に花壇を作ろう!花壇づくりのコツ・ポイント5選

花壇を作るのに最適な場所やレイアウト、育てやすいおすすめの花、花壇をDIYする際のメリット・デメリットなど、お庭に花壇を作る際に知っていると得をするコツやおすすめポイント・アイデアを住環境アドバイザーと女性一級建築士がアドバイスします。
見せる花壇と楽しむ花壇
花壇その1 その家の顔となる「見せる花壇」

門袖や玄関アプローチに花壇があると、可愛い花々が訪問客を出迎えてくれて素敵ですね。
花壇に植えられている花やレイアウトで家主のセンスを感じますし、きちんと手入れがされている花壇を見ると、住人の方は綺麗好きでまめな方なんだろうなと思います。
敷地の入口にある花壇は一番目につく場所なので、作り甲斐がありますね。
花壇その2 やりたい事を自由に お庭の中の「楽しむ花壇」

一方、お庭の中の花壇は人目を気にせず勝手気ままに楽しめる趣味の空間です。
自分の好きな植物を植えて季節や成長を楽しんだり、ネギやハーブやプチトマトなどの野菜を植えて家庭菜園として楽しむことができます。
花壇づくりのコツ·ポイント ①DIYでの花壇作り
DIYで花壇を作るには?
DIYでお庭に花壇を作る場合に一番手軽なのは、ホームセンターやインターネット通販で販売されている「花壇材」を利用することです。
主な花壇材

ガーデンエッジ
土に差し込んで使う見切り・土留めの役割をする仕切り。木製やプラスチック製などがある。

花壇ブロック
地面に置いて囲いを造るブロック。レンガ製、コンクリート製、プラスチック製がある。
花壇DIYのメリットデメリット
メリット1:低予算で花壇を作れる

自分で作業を行うDIYは、業者に支払う手間賃が不要なので、花壇作りにかかる費用は材料費だけで済みます。
花壇材には様々な種類があるため、価格を優先するか、見た目重視か、はたまた機能重視かなど、個人の予算に合わせて自由に選べるというのがメリットです。
メリット2:本物の素材を花壇に使うことが出来る

工事業者は材料費を抑えるために本物とは異なる素材を使うことがありますが、DIYなら手間賃がかからない分、材料にお金をかけることができるというメリットがあります。
例えばレンガですと業者は費用を抑えるためにインターロッキングブロック(本物のレンガに似せて作られたコンクリート製のブロック)を使いますが、DIYならオーストラリアンレンガ等の本物のレンガを使うなど手間賃を節約する分、材料にこだわる事が出来ます。 ウッドデッキの場合だと、業者はソフトウッド(ロシアンラーチ/ロシアの杉)などを使用して費用を抑えますが、DIYならハードウッドなど贅沢な素材を使う事が可能になります。
デメリット1:自分で作業をするので時間がかかる、疲れる

DIYが得意で手馴れている人ならよいですが、慣れていないと作業に時間がかかりますし、身体的にも疲れます。中には「重い土袋を持って腰を痛めてしまった」なんていう人も。
デメリット2:綺麗に仕上がらない、強度が低い
花壇材を水平に真っすぐ並べるのにはテクニックが必要です。DIYでよくある失敗例は、「四角の花壇を作りたかったのにうねって真四角にならなかった」「角が直角にならなかった」などがあり、DIYでは綺麗に仕上がらない事が多いです。
さらにプロはモルタルを使って強度のある花壇を作りますが、DIYではモルタルを使わない土決め仕上げの場合が多いので、出来上がった花壇の強度が低いというデメリットがあります。
またモルタルを素人が使った場合、モルタルが花壇素材に付着して花壇を汚してしまうという失敗例もよくあります。
失敗しない花壇作りならプロに依頼するのがおすすめ

プロの職人に作ってもらうと手間賃はかかりますが、モルタルやコンクリートを使って花壇材を固定するので、強度の高い丈夫な花壇が作れますし、施工時間も短くきれいに仕上がります。
また、植物の生態に詳しい業者であれば、設置するのに適した場所や方角、その花壇に合った植物の種類や手入れの方法など、プロのアドバイスを受けることができるので、失敗がありません。
DIYで花壇を作ろうとホームセンターで花壇ブロックを買ってはみたものの、実行できないまま放置してしまい、弊社にご相談くださいました。せっかく購入した花壇ブロックが無駄になってはもったいないので、足りない分は買い足して作りました。

花壇づくりのコツ·ポイント ②花壇のレイアウト、デザイン決め
お庭のどこに花壇を作るか?場所選びが大切
花壇をお庭のどの位置に作るか?は重要なポイントです。方角や日光・雨水の当たり方を庭のレイアウトと照らし合わせて、花壇に適した場所を選ぶ必要があります。
花壇におすすめの方角、避けた方がよい方角

日当たりの良い「南」又は、午前中に日の当たる「東」の方角は、花壇におすすめの方角です。
「北」の方角は一日を通して日光が当たりにくいので、避けた方が良いです。
また、「西」の方角も西日があたるので、できれば避けたい方角です。夕方(15時以降)の太陽は植物の生育を阻害し痛めるので、西の方角は花壇を作るには適していません。
日の当たり具合を確認して花壇の場所を決める

花壇を作る場所を決める際は、日光の当たり具合を確認しましょう。
日を遮る建物の壁際やひさしの真下に花壇を作ると、一日中日陰になる場合があるので注意。

植物には日なたを好むものと日陰を好むものとあるので、花壇の環境に適した生態の植物を植えるとよいです。
日なたを好む植物の例:ヒマワリ、ラエンダー、ペチュニア、サルビア、トレニア、バーベナ、ユーフォルビア、カリブラコア、メカルドニア
半日影でもよい植物の例:ゼラニウム、クリスマスローズ、ベゴニア、インパチェンス
日陰でもよい植物の例:タマリュウ、マンリョウ、センリョウ、カタラチバナ(ヒャクリョウ)、ヤブコウジ(ジュウリョウ)、イチリョウ(アリドオシ)、シャガ、シュウカイドウ、ハラン、アオキ、フッキソウ
花壇は雨がかかる場所が良い
雨は天然の水やりです。植物が十分に水を得られるよう、雨が当たらない屋根やひさしの下に花壇を作るのは避けましょう。


水やりは涼しい早朝と夕方にやるのがベスト。「朝はやる時間がない」という場合は夕方にたっぷりあげれば大丈夫ですし、「帰宅が夜遅くになる」という方は帰宅後でも大丈夫です。植物は夜に保水するので、夜に水をあげることは植物にとっては良いことです。(但し霜が降るような寒い時期は、夜は水やりをしてはいけない)
家を留守にする事が多い人や、水やりをする時間が無い場合は、水をやる時間をタイマーでセットできる水やりタイマーや潅水コンピューターが便利です。
風の当たり具合

植物によっては風通しの良すぎる場所を好まない種類のものがあるので、花壇への風の当たり具合にも注意が必要です。
特にエアコンの室外機の傍は、風が当たり過ぎるので花壇の場所には適していません。
また、住まいが海の近くの場合、植物によっては潮風が苦手なものがあるので注意が必要です。
花壇のデザインはお手入れのしやすさを考慮
花壇を作る場所が決まったら、次はどんな形やデザインにするか、どれくらいの大きさの花壇にするかを考えましょう。実際に植物を植えた後の事を考えて、お手入れのし易いデザイン・大きさにするのがおすすめです。
手入れをしやすいデザイン・大きさに

花壇の大きさは、端から中央までの距離が、腕の長さの範囲内に収まる大きさがおすすめです。
中央に手が届かないような広過ぎる花壇を作ると、剪定や草取り、施肥などの手入れがしにくくなるからです。手を延ばして手入れが出来る幅、おおよそ50~70センチほどの奥行きが使いやすい大きさです。
花壇の形は、長方形や正方形や丸形などがありますが、狭いお庭ではレイアウトしやすい横長の形が人気です。
和風のお庭を洋風にしたいとご相談です。お庭でガーデニングや家庭菜園が楽しめる花壇を作り、レンガ張りの洋風ガーデンが完成しました。[横浜市T様 レンガ貼り洋風ガーデン施工事例]

花壇づくりのコツ·ポイント③お手入れの導線を考える
花壇にはお手入れが必要です。水やりや消毒で使うじょうろや噴霧器、肥料、スコップ、草刈鎌などの道具をどこに保管するか?も考えておきましょう。
花壇の近くに道具の保管場所を

道具の保管場所が花壇からあまりに遠いと不便ですし、人目に付く場所に雑多に置くと見栄えがよくないので、花壇の近くに保管場所があると便利です。
保管場所としてよくあるのは物置ですが、最近では定番のデザインのものから可愛らしいもの、オシャレなものなど色々なデザインの物置があるので、お好みで選ぶとガーデニングも更に楽しくなります。
床下収納付きのウッドデッキが便利
また、物置を置かずに床下収納付きのウッドデッキを作って、その中に道具をしまうという方法もあります。
ウッドデッキは、室内からお庭に降りる際のステップの役割や、洗濯物や布団を干すスペース、憩いの場としても役立ちます。 床下収納付きのウッドデッキは、お庭を最大限に有効活用できるのでおすすめです。
砂利の間から雑草が生えてお困りだったお庭がカフェのようなウッドテラスに大変身。ウッドデッキの床下はたくさんの荷物が仕舞える収納スペースになっていて便利![横浜市S様 雑草対策 ウッドデッキ施工事例]

芝生をぐるりと囲むジェラストーンは、芝生を踏まずに花壇や植木の水やりと手入れが出来る機能的に優れた通り道です。[藤沢市T様 雑草対策 外構 カーポート施工事例]

花壇づくりのコツ·ポイント④花壇に植える植物
植えっぱなしでOKの宿根草がおすすめ

ガーデニング初心者やなるべく手間のかからない植物がよい場合は、多年草の一種である宿根草(しゅっこんそう)がおすすめです。
一度植えればそのままにできる宿根草は、花が終わっても休眠の季節を経てまた毎年同じ時期に花を咲かせてくれるので、種から発芽し花を咲かせて枯れる一年草のように毎年植え替えをする必要がなく、管理が楽です。
花を咲かせる季節ごとに花壇にレイアウトすると、一年中花が楽しめます。
花壇におすすめの植物
日当たりの良い場所におすすめ ユリオプスデージー

日当たりの良い花壇に植えるお花としておすすめなのは、線香花火のような可愛い花を咲かせるユリオプスデージーです。
一番の特徴は管理の手間がかからないことで、ほったらかしていても毎年花が咲き、肥料をあげなくても大きく成長します。丈夫で強い品種のため、雑草に負けることもありません。
スズランやスイセンもほったらかしで大きくなる管理が楽な花です。
ラベンダーやローズマリーなどのハーブ系も強く、育てるのが楽な植物です。
半日影におすすめ クリスマスローズ

冬から早春の時期、花が少なくなり寂しくなる花壇を彩ってくれる数少ない花クリスマスローズ。
植えっぱなしでも毎年花を咲かせてくれる宿根草で、品種が多く豊富な花の色や形の中から好みのものを選べるのでとても人気です。
クリスマスローズは日が当たり過ぎると良くないので、半日影になる場所がおすすめです。
日陰が無い花壇の場合は、落葉樹で木陰を作ったりするというテクニックがあります。
花壇づくりのコツ·ポイント⑤手抜きガーデニング
「花壇を作ってガーデニングを楽しみたいけど、土いじりは苦手・・」「植え替えはハードルが高い」という方向けに「手抜きガーデニング」「時短ガーデニング」の方法をご紹介します。
土に植えないで、花壇に並べる

買ってきた鉢植えの花は、本来であれば鉢から花壇に植え替えをしますが、それが面倒な人は鉢のまま花壇に並べるというのも手です。
土に植えるより水やりをこまめにする必要がありますが、「冬はパンジー、春はペチュニア、夏はポーチュラカ」といった風に、季節の花を植え替えの手間なしで簡単に入れ替えて飾ることができるので楽です。
プラスチックの植木鉢に植えられたたくさんのバラを過湿や根腐れを防ぐ素焼きの鉢に植え替えて、花壇の中に置いて整理します。ごちゃごちゃしていたお庭が洋風ガーデンに生まれ変わりました。[茅ヶ崎市N様 レンガと石張りでおしゃれな洋風ガーデン]


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